「パートの面接で自己紹介ってどうするの?自己PRとか言われても・・」
と何を喋っていいか分からないパート応募者があとをたちません。
書類選考を通過して面接まで辿りついたのはいいのですが、100%喋る必要があるのが「自己紹介」と「自己PR」です。
履歴書に書いた内容を言うだけでは、面接官が期待する「聞きたい内容」にはなりません。
自己紹介やPRは面接冒頭で話す必要性もあり、面接の「つかみ」の部分です。魅力ある発言をして面接官の興味を惹きましょう。
この記事ではひたすら例文を列挙していきます。最後まで読んで貰えれば、自分に合ったパターンがきっと見つかりますよ。
パートの面接に合格する自己紹介
話す順番としては『1.自己紹介』『2.自己PR』です。自己紹介はテンプレ1通り、自己PRで7通りの例文より自分に合ったものを選択してください。
自己紹介
改めまして、朱雀みくと申します。1980年生まれの**歳、大阪出身です。趣味はラグビー観戦です。特技は暗算で日商珠算能力検定試験1級を持っています。
自己紹介のポイント氏名、年齢、出身地、趣味、特技までに止めて簡潔に話す。職歴・前職の退職理由などベラベラ喋らないのがポイントです。
特技は仕事に役立ちそうならベターですが、特になければ料理でも、絵でも、早寝早起きでもなんでも良いです。
確率は低いですが、面接官との趣味が同じなら「おっ!」て思って貰えるだけです。
今のご時世は個人情報に厳しくなっており、職業安定法のもと面接官が質問してはいけない事項があります。
実は「出身地」も聞いてはいけない事の1つなのですが、47都道府県くらいの情報なら良いも悪いもありませんので、自分からサラっと言うのもテクニックです。
これも確率は低いですが、面接官と出身が同じなら「おっ!」て思って貰えるだけです。
面接官はさらに突っ込んで「大阪のどのあたりですか?」などと聞くことはできませんので、無駄に個人情報がリークする心配もありません。
職業安定法のもと面接官が質問してはいけない11項目
少し話が逸れますが、もし職業安定法を把握していない無知な面接官から、以下の11項目に該当する質問があった場合、答える必要はありません。
- 「本籍・出生地」に関すること(家族を含む)
- 「家族」に関すること(職業・続柄・健康・地位・学歴・収入・資産など)
- 「住宅状況」に関すること(間取り・部屋数・住宅の種類・近隣施設など)
- 「生活環境・家庭環境など」に関すること
- 「宗教」に関すること
- 「支持政党」に関すること
- 「人生観・生活信条など」に関すること
- 「尊敬する人物」に関すること
- 「思想」に関すること
- 「労働組合(加入状況や活動歴など)」「学生運動などの社会運動」に関すること
- 「購読新聞・雑誌・愛読書など」に関すること
※厚生労働省 採用選考自主点検資料より抜粋
残念にも質問された場合は「個人情報につき回答できかねます。」と答えましょう。
パートの面接に合格する自己PR7選
説得力が出るよう、全て具体的なエピソードや数字を織り交ぜた例文しか載せていません。
あなたの境遇に合わせて、適宜文章中の単語や数字を変更してご使用ください。
【その1】粘り強さをアピール
前職でパート事務員として販売管理をしていた時の話ですが、顧客の登録会社数の増加にともない営業マンの負担も増え、見積もり提出後の顧客フォローを失念してしまう事がありました。
気付いた頃には他社に注文が流れてしまった事もあり、対策として「営業進捗一覧表」を作成しました。商談日・見積もり提出日・進捗状況・行動期限などの情報を一元管理、見える化しました。
どんなに忙しくても、歯を食いしばり毎日更新してホワイトボードに貼り出した甲斐があり、対策後1年経過したときの受注件数は前年度比で1.2倍に増やす事に陰ながら貢献できました。
【その2】スピード感をアピール
前職では派遣社員として、スーパーマーケットなどの小売店を中心に食品のルート営業販売をしていました。
各店舗の商品陳列や在庫状況を毎日確認し、本部から送られてくる売上データを見ながら、欠品が出ずに在庫を抱えないギリギリの数を毎日提案して、ご注文をいただいていました。
特に季節商品は1日でもタイミングを逃すと売り時を逃し在庫になってしまい、小売店の店長から信用を落とすと次の陳列棚の枠をいただけなくなるため、スピード感を持って対応するのが日課でした。
【その3】責任感をアピール
前職ではパート清掃員として大手チェーンのホテルで勤務していました。正社員の管理者を筆頭にパート職員10名が在籍し、1チーム2名で複数のフロアを担当する形で客室の清掃を実施します。
ホテル業につき土日祝日も関係なくシフトが組まれており、5年間の勤務で私が体調不良で欠勤したのは1回のみでした。
また、チームメイトが突然の欠勤の際、残業対応にはなりましたが私が責任を持って2名分の客室の清掃を行い、お客様のチェックイン時間までに間に合うよう対応しました。
【その4】提案力をアピール
前職では「改善提案制度」というものがあり、パート従業員も含めた全職員が毎月最低1件の改善提案書を提出するという活動を行っていました。
採用されるもの、されないものありましたが、私は毎週1件の提出を自分ルールとし、毎月4件以上の改善提案書を提出しました。1年後に”最多提出賞”をいただき、皆の前で表彰されとても嬉しかったです。
【その5】ルール順守をアピール
前職では機械工場で装置部品を組み立てるパート勤務をしていました。仕事道具として電動スクリューやスパナ・レンチなどを使用します。
始業前点検として工具のチェックを行い、終業時に工具のお手入れと整理整頓を行うのがルールでしたが、終業ベルが鳴った途端に工具のお手入れや整理整頓が途中でも帰ってしまうパートさんもいました。
私は終業ベルに関係なくルールを守る事を最優先にしたためか、次の日の始業前点検での工具トラブルは一切なく、日々の組み立て数量ノルマを達成する事ができました。
【その6】クレーム対応力をアピール
前職で通信販売の電話受付係りをしていました。電話応対マニュアルがあったので、基本どんな場面でも対応できたのですが、クレームの電話に関しては「できる、できない」の個人差がありました。
私も何回か感情的になっているお客様のクレーム対応をしましたが、マニュアルをベースに、先ずはお客様のお困りごとや苦労された内容を傾聴し、お詫びを申し上げたうえで事実確認に努めました。
さいごに再度お詫びをして、正社員へ取り次ぐことで二次クレームに繋がることもなく、適切にクレームを処理するお手伝いができました。
【その7】綺麗好きをアピール
前職は飲食店のホールスタッフとしてパートしていました。開店前や閉店後の3s(整理・整頓・清掃)はルーティンワークとして実施するお店は多いと思います。
ランチ前や夕食前はお客様が少なく、接客に余裕ができると従業員は休憩に入るのですが、私はひたすら3sをしていました。これは性格的なもので、家でも手が空いたら台所や部屋の掃除をしています。
これを職場でも徹底し、綺麗なテーブルと椅子、調味料は常に満タン、トイレはいつでもピカピカにしました。常連のお客様に褒められることがあり嬉しかったです。
まとめ
いかがでしたか?さいごに箇条書きで簡単にまとめます。
職業安定法のもと、面接官が質問してはいけない11項目がある。
自己PRは説得力が出るよう、具体的なエピソードや数字を織り交ぜて話す。
ここまで読まれた方、大変お疲れさまでした。あなたが「自己紹介」と「自己PR」に少しでも自信が持てたなら嬉しいです。面接がんばってください。応援しています♪
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